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小林歯科新聞vol.41
寒くなってきましたね。北海道は雪景色。朝、お布団から出るのが苦痛になってきました。皆様、風邪などお召しになりません様、体調にお気を付け下さいね。

さて、私は「読書の秋」にどっぷり浸かっております。
毎日小さい文字を読みすぎて目がチカチカ・・・。先日、前から読んでみたいと思っていた「致知」という月刊誌を思い切って定期購読しました。
あと数冊、心にピンときた本を購入したのですが、とても良い本があったのでご紹介したいと思います。

プロ教師、平光雄さんの「子どたちが身を乗り出して聞く道徳の話」という本です。
私は常々、小学校でもっと道徳をしっかりやってくれればいいのになあと思っていました。家庭で社会のルールや心の教育をする時、この本があれば分かり易く教えられると思います。
例えば、「信用と自由」・・・楽しいことはタダでは手に入らないということ。

例1.【ある日の我が家】
娘「お母さん、後で絶対しっかりピアノするから、テレビ観てもいい?」
私「いいよー。ちゃんと後でやりやー。」
娘「はーい。」←とても良い返事

その後・・・いつまでもテレビを観てダラダラ。もしくは、やったとしても集中力なし。

私「あんたなー。後でちゃんとピアノするって言うたんちゃうの?言った事守られへんねんやったら明日からテレビ観せへん!!」
娘「えー!!明日からちゃんとするから」
私「何回も裏切られて、誰があんたの事信用するんですか!!」

このやり取りが幾度となく繰り広げられた時期がありました。
今は高学年になり練習が必要だという自覚が持てたのか、自分でやるようになりましたが、一時はもう、どうして分からせようか悩んでいた時期もありました。
平先生は三十年以上教師をされていたプロです。その平先生がユニークな語り口で子供達に道徳を教える一コマを紹介します。
先程書いた「信用と自由」です。

片方の天秤に「自由」が乗っています。もう片方に何を乗せれば釣り合うのか・・・。
答えは「信用」です。
「信用」が無ければ「自由」を与える事はできない。極端な例で言えば、犯罪者が刑務所に入って「自由」に生活できないのは「信用」がないからです。
大きな「自由」が欲しければ、大きな「信用」を築かなければならない。
君達が「信用」を大きくしてくれれば、先生もこの子達ならたくさん「自由」をあげてもいいと思うし、例えば、先生が見ていないとずるいことをするとか、こんなルール違反をするんだなと思えば、「自由」を減らすしかない。という感じで授業されています。
先生は、子供達に「自由」を語るなら、セットとして「信用」を築くことの大切さを語るべきと言っておられます。

これを読んで本当にその通りだなと。
権利や自由を主張する時代ですが、信用や義務を果たさなければ、権利も自由も手に入らない事を子どものうちから教えるべきですね。
良い話というのは短く、心に残るように話さないと意味がないそうです。
短く伝えるには親の中に道徳が染み込んでないとダメですね。
とても分かり易く良い本だなと思いました。
学校の先生やお父さんお母さんに読んでもらいたい本です。
 
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