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小林歯科新聞vol.26
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突然ですが、皆さんは「傾聴」という言葉を知っていますか?
私は最近、鈴木秀子さんの「愛と癒しのコミュニオン」という本を読んだのですが、そこに傾聴について書かれてあり、とても興味深い本でした。
「神様は口は一つしかつくられなかったが、耳は二つつくられた」という格言があります通り、私達は小さい頃から人の話をちゃんと聞きましょうと教わってきました。
では、普段人の話を「聴けて」いますか?
「傾聴」というのは本当に聞く事。
つまり、私達が日常的に話を聞く、相談に乗るということと随分異なります。
「傾聴」にはルールがあって、「批判しない、同情しない、教えようとしない、評価しない、褒めようとしない」ことなんだそうです。 私達は普段、人と話していても無意識に自分の感情というものが入りますよね?
自分はこう思うとか、それは間違ってるとか、こうしたらいいんじゃないかとか…。でも、教訓や指示、評価、批判などはそれを示した時点で相手の心を閉ざしてしまうのだそうです。
自分で自由に語ることが許され、それを否定されない安心感があると、わずかな時間で相手は自分自身の力で成長していく。これが傾聴です。
確かに自分を振り返ると、人の話を聞いても自分の考えを言ったり、そんな事ないよと無理に励ましたりして、結局相手の気持ちは置き去りにして、自己満足していたのではと思ったりします。
自分自身も聞いてほしい時って、何か答えを相手に求めるんじゃないんですよね。「うんうん」ってただ聞いて欲しい。そんな気持ちです。
つい子供にも親としての意見や、こうして欲しいという願望から、自分の考えに誘導していたんじゃないかなと反省しました。
これから「傾聴」、実践したいと思います。
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