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小林歯科新聞vol.39
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9月も半分が過ぎ、朝晩涼しく、日中の空気にも秋を感じますね。
十五夜の日は子供とお月様を見ようと淀川でお月見をしました。
涼しくて気持ち良くて、ちょっとクセになり続けて散歩がてら月見をしています。
さて、最近とても心にジンとくる本を読みましたのでご紹介したいなと思います。
境野勝悟さん著、「日本のこころの教育」という本です。
日本に生まれ育ちながら私達は日本をよく知らず、日本人の誇りというものを多くの人が忘れていると思います。
・・・・・なんて書くと堅苦しい話のように感じますよね。
私も途中、「あらー。難しい本買っちゃったわ」と思ったのですが、直ぐに惹き込まれました。
昔の人は太陽をとても大切にして生きてきました。
太陽のお蔭で私達は生きている。古代の人は太陽を「お蔭様」とも呼んでいたそうです。私達の命の元は太陽だというところから「日の本」、「日本」という国名になったそうです。 日本の国旗は太陽のマークだったのですね。
もう一つ太陽という意味の日本語があります。
何だと思います?
答えは「お母さん」です。
男の人が自分の奥さんを「カミさん」と言いますよね。古い言葉では「カカ」、「カアカア」、「カミさん」は「日身さん」と書き太陽の身体という意味だそうです。
お母さんはいつも明るくて、あたたかくて、しかも朝昼夜の食事を作り、私達の生命を育ててくれる。私たちの身体を産んでくれる。
母親は太陽そのものだというところから「お日身さん」その「カ」が残って「おかあさん」というそうです。
ではお父さんはどうでしょう。
夫は自分や子供の為に一所懸命外へ出て働いて、毎日生活の糧を運んでくれる。
危害を加える賊が来ると追い払ってくれる。なんて「尊い」お方だ。というところから「尊い人」、「トト」、「トウト」の「ト」が残り「おとうさん」というそうです。
昔の人はなんて謙虚で感謝する心を持っているんでしょうと思いました。
うちは子供に小さい頃から「パパ・ママ」と呼ばせています。
なんかお父さん・お母さんなんて古臭い感じがしてたからです。
こんな素敵な日本語を使わないなんて勿体ない!今日から「お父さん・お母さん」と呼ばせようと思います。
他にも素敵なお話が沢山あり、日本人皆が読むべきだなぁと思いました。
早起きして太陽を拝みたくなる本でした。
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