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小林歯科新聞vol.42
12月も半ばが過ぎ、あれもしないとこれもしないと思いながら、なかなか焦るばかりで、やらないといけない事が残っています。
インフルエンザも流行っているようですが皆様は大丈夫でしょうか。
寒波襲来と今年はよく聞く気がします。皆様身体に気を付けて下さいね。

先日、NHKの「達人達」という番組で塩沼亮潤さんという僧呂と角幡唯介さんという探検家の対談をやっていました。
私、たまたま塩沼亮潤さんの本を読んでいて、まだ途中までしか読んでいないのですが、動く映像で塩沼さんを見れた事でよくその人が分かった気がしました。
塩沼亮潤さんは千日回峰行を1999年31才で成し遂げた人です。
大峯山では史上2人目というなかなか成し得る事が出来ない厳しい行です。
奈良大峰山の標高差1300mの山道、往復48kmを一日で歩き、それをなんと千日間も続けるんです。
一度行に入ると途中でやめることは許されず、自決用の短刀と死出紐という首をくくるひもを持ち、雨が降ろうが槍が降ろうが毎日続けます。
お釈迦さまは同じ事を同じ様に12年間続ければ悟る可能性があると言われたそうです。
ただ一つ忘れてはいけない事があるんです。
何だと思いますか?「情熱」だそうです。
「情熱」を忘れると悟る事はないんだそうです。

何事も最初は「やるぞー!!」という思いで情熱に溢れているものですが、一月経ち、二月経ち…苦しい事や辛い事があると最初の情熱を持ち続けることは難しくなるもの。
塩沼さんも行の途中で体調を崩し道に倒れ込んで死ぬのも怖くない気持ちになった時、お母さんに言われた一言を思い出したそうです。
19才で出家した朝に「もう帰る場所はない!砂を嚙む様な苦しみをして頑張ってきなさい!」と言われた一言を。
それを思い出した時、まだ自分は砂を嚙む苦しみは味わっていないと思い、道端の砂を口に含み嚙み締めたら強烈に情熱が湧いてきたそうです。

凄いお話ですよね。
なかなか私達には修業なんて縁の無い事ですが、日々の修業が一番大切だと仰っていました。
つまり自分の心のコントロールです。
私はまだまだコントロール出来ず、修業が足りないなぁとつくづく思います。
でも半歩でも少しずつ成長できる様に頑張りたいと思いました。

今年も残すところ後僅かですが、今年の反省をしつつ来年の目標を考えたいと思います。 皆さんはどんな一年でしたか??どうぞよいお年をお迎え下さい!

今年も一年、小林歯科に足を運んで頂きありがとうございました!!
 
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