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小林歯科新聞vol.46
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5月のゴールデンウィークも終わり、またお盆休みまで頑張らないといけませんね。
皆さんどこかへ遊びに出掛けたりしましたか?
うちは鳥取県に遊びに行って来ました。
大山や鳥取砂丘に行きましたが、どこもすごい人。人の波で疲れましたが、リフレッシュできました。
先日、深夜の番組で「認知症の彼女と結婚した理由」というドキュメンタリーを観ました。
30代で出会いお付き合いをしていた2人なのですが、女性は結婚を望むも男性は結婚にも子供にも興味がなく同棲はするものの20年間結婚せず、中途半端な関係を続けていました。
そんな関係に終止符を打ち、50歳を過ぎて結婚に踏み切った理由が、彼女が「認知症」になってしまった事でした。
男性は別れる事もできたのですが、結婚し子供が欲しいと望んだ彼女の願いを聞き入れず、幸せにしてやれなかった事を悔いて、結婚して責任を取って面倒を看ようと決めます。
仕事も辞め、献身的に彼女に尽くし、彼女の介護に役立つようにと介護の仕事に就き彼女を支えます。
男性もとても辛抱強く、温厚な方で優しく彼女を介護していましたが病状は進むし、会話も一方通行で辛いだろうなと思いました。
そんな2人の生活が60歳を過ぎたある時、彼女の具合が悪くなり、死んでしまうかもしれない事態が起きました。
その時、初めて彼女の存在の大きさ、お世話させてもらえる相手あいるからご飯を作ろうと思い、掃除をしようと思い、生活が充実し、生きがいにつながっていると気付いたそうです。
身勝手だった自分を反省し、義務として面倒見ようと思い始めた介護だったのですが、彼女に向き合う事で、愛情や想いが深まったと言っておられました。
最後のシーンで結婚10年の記念にお揃いの結婚指輪を笑顔でつけていたのが印象的でした。
皮肉にも彼女が認知症になってから叶えられた結婚でしたが、一方通行のように見えて彼女の魂では彼の愛を感じていると思います。
過ぎ去った時を取り戻すように、彼女への償いを愛を持って一生懸命されていましたが、色んな環境や忙しさ、また若さ故に分からなかった事が年齢を重ねて分かる時があります。
でも取り戻せない事もあって、いくら悔やんでも叶わないことがあるんですね。
人間ってやっぱり誰かの為にいきるからこそ頑張れるのかもしれない。そしてそれは何より自分の為になっているんだと感じました。
家族よ!今日も仕事を与えてくれてありがとう!!
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