そんなこんなで手つかずだった小林歯科新聞ですが、今年は太平洋戦争の終結から七十年の節目という事で、戦争をテーマに書こうと思います。数多くの特集番組を観て、これは書こきたいと思うものが多かったのですが、今回は日本の事ではなく外国の事を書こうと思います。
今現在、日本は戦争もなく平和ですが、アフガニスタンなど戦争中の国はあり、罪のない子供達が犠牲になっています。
アフガニスタンでは六人に一人が一歳までに命を落とすそうです。地面に埋まっている地雷や劣化ウランなどで酷いケガや病気をしていても、貧困で病院に行けずそのままの子供達が沢山います。
そんな子供たちを救うべく1967年に結成されたドイツ国際平和村というところがあります。運営は全て寄付金によるもので、ボランティアの医師、看護師などの善意により支えられているそうです。治療には順番待ちで選ばれた子供たちはどんなに幼くても親と離れて一人でドイツに行くのです。親と離れる際、泣き叫ぶ子供達。そりゃそうです。親と離れた事もない小さな子が行った事も無い外国に行き大人でも怖い手術に一人で耐えるんです。一年後の映像もありましたが、彼等は随分良くなっており、表情も明るくたくましくなっていました。歩けなかったこが杖をついて歩いていたり、一人でご飯が食べれるようになっていたり…良かったと思う反面この子達はやがて自分で仕事をして食べて行かないといけない未来を思うと、辛い事を沢山経験するんだろうなと思うとやるせなかったです。
平和村の子供達は明るく、テレビカメラに向かって笑顔で手を振ります。一人の女の子が記者に寄ってきて「歌を歌ってあげる!」と歌を仲間と共に歌い始めました。何の歌だったと思います?「We Are The World」だったんです。
スティービーワンダー、マイケルジャクソン等が歌っていた有名な歌ですよね。あんな酷い目に遭ってこの歌が歌えるでしょうか。もう、グッときて涙がこぼれました。
純粋な瞳に純粋な心に胸を打たれました。罪のない子供たちが傷つく事のない平和な世界になりますように。私達大人が見て見ぬ振りをせず、しっかりと平和を考えなければいけません。