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小林歯科新聞vol.59
穀雨(4/20〜5/4頃)
地上にある沢山の穀物に、たっぷりと水分と栄養がため込まれ、元気に育つよう、天からの贈り物である恵みの雨がしっとりと降り注いでいる頃のこと。

4/20〜24 葭始生(あしはじめてしょうず)
水辺の葭が芽吹き始め、山の植物、野の植物が緑一色に輝き始める頃。

4/25〜29 霜止出苗(しもやみてなえいずる)
暖かくなり、霜も降らなくなり、苗がすくすくと育つ頃。

4/30〜5/4 牡丹華(ぼたんはなさく)
百花の王である牡丹が開花し始める頃。

新学期も始まり、皆さん新しい環境で疲れが出ている頃でしょうか。
もうすぐゴールデンウィーク。
今年は最大10連休の大型連休なので、そこまで頑張ろう!!といった感じですよね。
小林歯科はゴールデンウィーク中の4/30、5/2は診療していますので、お痛みの方はお電話のうえ、お越し頂けます。

最近テレビで、東大の祝辞が話題になっていましたね。
東京大学名誉教授の上野千鶴子さんという方ですが、日本のフェミニスト(男女同権論者、女性解放論者のこと)で社会学者をされているそうです。
私はテレビで初めて拝見して、髪は赤いし、個性的な先生だなあという感想を率直に持ちましたが、言葉は強いけれども、素敵な事を言われていましたね。

「あなた達の頑張りを、どうぞ自分が勝ち抜く為だけに使わないで下さい。恵まれた環境と恵まれた能力とを恵まれない人々を貶める為にではなく、そういう人々を助ける為に使って下さい。
大学で学ぶ価値とは、すでにある知を身につける事ではなく、これまで誰も見たことのない知を身につける事だと確信しています。」

とおっしゃってました。
現在の大学全入時代、大学って何の為に行くのだろうと思ったりしましたが、上野教授の言われる様な、意欲や冒険心、探求心を持って大学に行ってくれたら、きっと素晴らしく意義のある4年間になる事でしょう。
また、女子学生が置かれている現実において、性差別があり、不平等な社会であると言われていました。
私自身は、勉強や仕事に力を注いだ人生では無かった為かは分かりませんが、女性は差別されている!!なんて思った事はありません。でも社会でバリバリ、キャリアを積まれている女性は感じる事なのかも知れません。

上野教授はこうも言われていました。

「フェミニズムは決して、女も男のように振る舞いたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。弱者が弱者のままで尊重される事を求める思想です。」

私は主婦に誇りを持って家事をしていますし、日々、家族の健康に気を配り、家の中を整える事に喜びを感じています。
結婚して初めて、全ての家事が自分にのしかかった時、美味しいご飯が食べれて、温かいお風呂に入れて、綺麗なトイレ、洗面所、リビングにいられるのは、毎日それを整えてくれている人がいる事、そしてそれは簡単で当たり前な事ではないと実感しました。
もちろん、働く女性も能力が高く、日々ストレスと闘いながら自立する姿は、とても格好良く眩しく映ります。
皆それぞれ活躍する場があっていいと思うのです。
皆がお互いの気持ちを尊重し、個々の能力を伸ばしていける世の中が理想ですね。
しかし、祝辞でかなり踏み込んだ発言ができる教授がいる東大、言わせてくれる東大スゴイ!!と思いました。

学生も社会人も新しい環境に変わった人はしんどくなる時期ですが「ぼちぼち」の精神で、ゆったり構えていきましょう!!
 
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