大阪市旭区小林歯科医院コラム通信

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●小林歯科新聞●

月に一回は、こうしてスタッフの考え、先生の考え、テレビでのニュースに関してなど新聞にして、患者さんと繋がっていけたらなぁと考えています。
お暇なら読んで頂ければ・・・と思っています。

3月11日、午後3時前、それは突然にやってきました。
東日本大地震。
大阪でも震度3。横に揺さぶられるように揺れました。
思わず子供の手を握り、慌てて外を見ました。
でも外はいつもと変わらない日常が流れており、テレビで見る惨状を目の当たりにするまで、大変な事が起きた事に気が付きませんでした。
それから連日テレビで流される映像は、この世の終わりかと思わせるようなひどい現実で、涙がこぼれました。
こちらで同じ事が起こっていたら・・・
私の家族が行方不明になったら・・・
私の家族が亡くなったら・・・
家も財産も何もかも失くしてしまったら・・・

大阪にいる皆さん。いや日本中の皆さんが同じ様に考えられたと思います。
困った時はお互い様！！出来る事を何かしよう！！
助け合いの心が大切！！
皆さんもきっとそう思われましたよね。
今も、これからも、出来る事は助けて行きたい！！
そう考えています。
日本人が忘れかけていた助け合いの心を、今こそ皆思い出して助け合う時ですよね！！
西日本でも、いつもと変わらない日常をおくっている事に〝罪悪感〟を抱いている人が多いと聞きました。
皆日本中が心を痛めているんですよね。
本当に、同じ日本でこんなにひどい事が起きているのに、自分は寒い日も暖かい部屋で、温かいものを食べ、温かいお風呂に入り、いつもの様に学校や仕事に行き・・・楽しい事をしていいのだろうか？
自分だけ喜んで良いのだろうか・・・色々と悩み考えます。
外国で起きているから、私には関係ない。
私の住む所ではないから・・・そんな考えはいけませんよね。
世界中で起きている事に目を向けて〝想像力〟を働かせて「もし自分だったら・・・」と考えないといけない。
そう強く思いました。
それと・・・〝物資〟というのは永遠ではありませんね。
アッという間に津波に飲み込まれて、家や車や財産が流されていく姿。残るのはやはり人間の心。
避難所の子供が「命があれば十分だよ。」と言っていたのが心に焼きついています。
心にたくさんの傷を負っただろうけど、きっと強くしっかりと命を大切に生きていってくれるんだろうなぁと思いました。

本当に東日本で被害に遭われた方々に、心より御見舞申し上げます。
皆様の心に、一日も早く平穏が訪れますように・・・
私達も一日一日を大切に、患者さんの為になる事を一番に考えて頑張って行こうと改めて思っています。